マンション購入の手付金の返金はいつまでが対象?
2022/07/05
マンション購入の契約をすると、手付金が発生します。
もし契約後に転勤などの事情で取り消しを行いたい場合、手付金は返ってくるのでしょうか?
今回は、支払った手付金はいつまでなら返金されるのかについて解説します。
マンション購入の手付金の返金はいつまでが対象?
手付金がいつまでなら返ってくるのか把握するために、マンション購入の流れを簡単にご説明します。
マンション購入の流れ
①申込み
②重要事項説明
③契約
④住宅ローン本審査
⑤内覧会
⑥残り代金決済
⑦引渡し
マンション購入は、このような流れで進みます。
手付金は③での契約のときに、物件代金の一部として支払うお金です。
手付金の返金
手付金は購入者の都合でキャンセルをした場合、返金されない決まりです。
契約書にその旨が記載されており、重要事項説明のときに詳しく説明を受けます。
しかし売主都合で契約がキャンセルになった場合は、手付金は全額返金されます。
この場合「手付倍返し」となり、手付金を返金のうえ同じ金額を売主が購入者に支払う形が一般的です。
手付倍返しをすることによって、売主は「それ以上の損害賠償を負わない」という決まりがあります。
したがって、手付金が返ってくるのは「契約前まで」ということなのです。
基本的に手付金は契約後に支払うことがほとんどなので、購入者都合のキャンセルの場合は返金されないことを覚えておきましょう。
まとめ
マンション購入で契約後に支払う手付金は、購入者都合のキャンセルの場合は返金されない決まりがあります。
反対に売主都合のキャンセルの場合は、支払った金額の倍の額が返金されます。
契約後のキャンセルは損をしてしまう可能性が高いので、契約はよく考えてから行いましょう。